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ご挨拶

「学校に犬がいればいいのに…」こう呟いた一人の不登校児童の言葉をきっかけに、2003年に動物介在教育はスタートしました。
この活動を皮切りに現在、日本各地で同様の取り組みが行われています。
 子どもがイキイキと活躍できる学校。このことを願わない保護者、教職員は一人もいません。しかし、残念なことに学校現場には多くの不登校の児童生徒が存在しています。また、日本の先生は世界一忙しいと言われる程の多忙を極め、子どもたちと向き合う時間を十分に確保できていないのが現状です。
 2020年に行われたユニセフによる子どもの幸福度ランキングでは、「自分が幸せだと思えるか?」といった精神的幸福度が38ヵ国中37位という低い結果でした。
物質的に豊かな社会において、なぜここまで子どもたちの心は満たされないのか。その解決への手がかりとなったのが「犬」の存在でした。
 「周りの大人たちは、しんどい私にいろいろとアドバイスをくれた。
しかし、私が本当に求めていたのは、そっと寄り添ってもらうことだった。それをしてくれたのがスクールドッグだった」これは、私が以前勤務していた頃に生徒に投げかけられた言葉です。
 今、子どもたちが求めているものは、成績でも、お金でも、ゲームでも、スマホでもなく、安心できる「居場所」だったということ。この居場所となるスクールドッグのシステムが一つでも多くの学校に導入され、一人でも多くの子どもたちの支えになりますように。

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Social Animal Bond 代表
青木潤一Junichi Aoki
京都で15年間の教員生活を経て、
2021年に岡山県西粟倉村に移住。自身の教員時代、
生徒の居場所作りのためにスクールドッグを学校に導入。
AAE「動物介在教育」を開始。その経験を生かし、
2021年度よりSocial Animal Bondを立ち上げ、
事業をスタート。現在は、殺処分対象から
保護された犬をスクールドッグに
迎え入れる取り組みも実践中。二児の父親。
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スーについて
スクールドッグの「スー」は盲導犬からのキャリアチェンジ犬として学校にやってきました。子どもとご飯をこよなく愛する、ラブラドールレトリーバーです。
しんどい時にはそっと寄り添い、嬉しい時には一緒に喜び、時には話し相手にもなってくれます。
以前の勤務校では生徒たちの心の支えとして働き、同僚からも一目置かれる存在となり、学校の卒業アルバムにもスタッフとして紹介されました。
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